休みの日に、ぼんやりPCなどしていると
家の中の両親の会話が、まる聞こえする。
今日のような雨の日は、ますます静かだ。
「買い物に行くからお金をおくれ」という父の声
「台所の蛍光灯が切れたから、買いに行ってくる」
夕べ、チカチカと点滅しだして、蛍光管が黒くなっている。
「買い物?!私も行く!」と母。
「何ワットか書いていかないと忘れてしまう」
バタバタと着替えを始めた。
「あんたも行くとかい?」と父
母はとにかく父を一人で家から出さない。それで時に父は苛苛して怒っている。
父も顔を洗いだした。 もちろん朝起きてそのままだからだ。
「石鹸はいいか・・・じーさんだから、水洗いでいいか・・」といっている。
ジャージを部屋用から、外用?に変えて、「じーさんだから、これでいいか」と笑いながら言っている。
「シャツも着替えたらいいのに」
「年寄りでも、きれいにしてないといかんよ」と母。
私はどうでもいいじゃないかと思っている。
「だったら、一緒に歩かないで、離れていればいいじゃないか?!」と父。
こういう会話をよくしている。
母は昔、美人だったので、いまでも美人だと思っている。 人の視線に敏感なのだ。
「こんなに、お父さんに、くっついて離れない女は他にはいないよ」と母。
うーーん、こうなってくると男女の会話になってくるなぁ・・・恥ずかしい気がする娘の私である。